It's "C" time!!

ちふむ めしはしかやが気ままにつぶやきます。

【インタビュー】株式会社「シータイム」設立から考えるVtuberの将来【エイプリルフール】

 ※この記事は4月1日に書かれた、いわゆる「エイプリルフール」のネタ記事です。

 

 

 4月1日、衝撃的な発表があった。Vtuber事務所「シータイム」の設立が発表されたのだ。

 

 プレスリリースの内容からは、事業の本気度及びVtuber業界の将来設計図がうかがえる。そこで、我々取材班は早速「シータイム」の代表取締役CEOである「ちふむ_めしはしかや」氏にインタビューを行い、会社設立にいたった経緯やVtuber業界の将来予想などを取材する事にした

 

 

 Q1:株式会社「シータイム」を設立した経緯をうかがいたい。

 

 A1:創作者の「自由」を創造し、様々な世界を生み出してもらいたい―そんな思いを込めて設立致しました。

 近年、創作活動を行いやすい環境が整いつつあります例えばpixivのような絵や小説を投稿して閲覧できるサービス、Youtubeのような動画配信サービスやライブストリーム機能の普及が挙げられます。また、TwitterのようなSNSの普及により、自分の作品を宣伝し周囲に認知してもらう事も一般的になりました。その一方で、これらの創作活動は「個人の活動」によるものが非常に多い為、金銭面や心理面等で創作活動に対して多くの制約、つまり「不自由」が生じているのが課題です。金銭面や心理面等で創作者を支援する事で制約を取り除き、創作活動をより活性化させる事で様々な世界を創造してほしい―弊社のテーマである「自由を創造する」には、こんな思いが込められております。

 

 

 Q2:目標の「Vtuberの第三勢力を目指す」の「第三勢力」とは何を想定しているのか?

 

 A2:「既存の存在に対する新興勢力」です。私達は「どちらか」ではなく「どちらも」を目指します現在のVtuber業界は、様々な観点で二分化されていると考えております。例えば「動画」を中心に活動しているか、「配信」を中心に活動しているか。「企業」として活動しているか、「個人」として活動しているか。そんな中で、私達は「動画」もやるし「配信」もやる。私達は「企業」ですが、同時に「個人の集合体」でもあります。既にある存在をハイブリッドして、これらを超越するブランドを創造する。二分化された世界が発している「問い」に対して、私達は新たな「答え」を提示したい。このように考えております。

 

 

 Q3:ブランドの具体的な取り組みについて教えていただきたい。

 

 A3:私達のブランドは3本柱です。アイドル向けブランド「シーライブ」タレント向けブランド「シータイム」ゲーム実況用ブランド「シータイムゲーマーズを中心に展開していきます。

 「シーライブ」は、歌唱ライブ配信やオリジナル曲・カバー曲の発表を中心に活動するブランドです。アイドルや歌手を目指すVtuberが集まり、楽曲の制作や配信場所の提供等で、個人でも集団でも活動を支援していきます。

 「シータイム」は、俳優・声優・お笑い芸人・司会者・文化人など様々なタレントが集まるブランドです。動画投稿やライブ配信はもちろんの事、執筆活動や描画活動など、様々な「創作活動」を全面的に支援致します。

 「シータイムゲーマーズは、主にゲーム実況を中心に活動するブランドです。様々な企業様のゲーム実況はもちろん、かるたや伝言ゲーム、ボードゲームの様な「画面を使わないゲーム」も積極的に取り上げ、あらゆる「遊び」を世界中に広めるブランドを目指していきます。

 これらのブランドは活動方針を明確に区別しておりますが、兼業も可能です。アイドルをしてもいいし、執筆をしてもいいし、ゲーム実況をしてもいい。所属Vtuberのあらゆる活動を、私達は支援していきます。

 

 

 Q4:所属Vtuberは、どのように採用していくつもりか。また、採用後はどうするつもりか。

 

 A4:定期的に開催するスカウトとオーディション、この2つを中心に考えております。個人勢・企業勢、経験者・未経験者問わず様々な方を弊社所属Vtuber(社員)として採用致します。スカウトとオーディションの両方とも、書類選考・面接・演劇及び歌唱力の試験・自己PR動画提出(経験者のみ)・自己PRの披露(未経験者のみ)を実施した上で採用可否を判断致します。

 続きまして採用後の話を致します。既にVtuberとして活動されている方に対しては、現在の容姿と名前でそのまま活躍する「移籍」か、新たな容姿と名前で活動する「転生」のいずれも選択できます。また、Vtuber業界未経験者に対しては、採用後約半年間の研修を実施してVtuberとして育成した上で「新人」としてVtuber活動を始めていただきます。なお、芸能人として活動されている方に対しては、本人協力の下でVtuberアバター制作し、芸能人のVtuber業界での活躍を支援する事も検討しております。

 

 

 Q5:所属Vtuberの活動範囲はどのように展開していく予定か。

 

 A5:基本的にはYoutubeでの活動が中心となります。Youtubeは日本国内のみならず、アジアやヨーロッパ、南北アメリカ等の全世界で活動できるのがメリットだと考えております。将来的には、海外にて現地法人を設立し、海外向けブランドの創設も視野にいれております。特にインドやブラジル、東南アジア諸国は人口が多い為、Vtuberの認知度向上及びシェア拡大の余地は非常に大きいものと考えております。

 一方で、Youtube以外の活動場所も増やしていきます。テレビ局や映像制作会社、出版社や広告代理店、書店やレコードショップ等と提携し、Vtuberの活動範囲及び自社コンテンツの拡大を図ります。具体的には弊社所属Vtuberが出演するテレビ番組・アニメ・MV等の制作、所属Vtuberが執筆・描画した書籍の出版と販売、所属Vtuberやブランドの広告の制作、所属Vtuberによる楽曲の制作及びCD・DVDの頒布、弊社主催のライブイベント開催を考えております。将来的には、自社コンテンツの一部内製化及び所属Vtuberのセカンドキャリアの支援も計画しております。

 

 

 Q6:最後に、Vtuber業界の将来についてお聞きしたい。

 

 A6:「Vtuberと芸能人が融合する時代が到来する」と考えております。既にVtuberがテレビ番組やCMに出演したり、芸能人と共演したりする光景は珍しいものではありません。その一方で、近年は多くの芸能人がYoutubeでの活動を始めております。その目的は様々ですが、知名度や活動内容などはVtuberと芸能人で大きな差はなくなりつつあります。そんな中、今後はVtuberと芸能界を結ぶ存在が必要だと考えております。その「架け橋」に私達がなれるように、精進していきます。

 

 

 インタビューは以上である。まだ設立されたばかりであるが、株式会社「シータイム」の今後の大きな発展を願ってやまない。(取材日:2021年4月1日)

 

 

 ※この記事はフィクションです。今はフィクションという事にして下さい。ここまでお読みいただき、ありがとうございました。