ウマ娘に来て欲しい名馬達 第1R
今、アプリゲーム「ウマ娘」が人気だ。昭和に活躍した競争馬から最新の競争馬まで、あらゆる時代の名馬が「ウマ娘」として擬人化されている。ゲームは、アスリートとアイドルを併せ持った存在である「ウマ娘」を育成する内容になっている。勝負服やレース、ストーリーで史実が反映されている所も人気の秘訣だ。
そんな「ウマ娘」だが、実はまだまだ実装されてない名馬が多数存在している。実装されてない理由は様々だが、ここではそんな「大人の事情」は一旦無視して、個人的に「ウマ娘」に実装されてほしい名馬を、勝手にピックアップしてみた。また、シナリオの一部も予想する事にした。いろいろ挙げていくので、興味を持ってもらえたら幸いである。なお、人名は敬称略とさせていただく。
第2R→ウマ娘に来て欲しい名馬達 第2R - It's "C" time!!
①シンボリクリスエス
世代:2002年(1999年1月21日生まれ)
調教師:藤沢和雄
主な実績:天皇賞秋連覇(02,03)、有馬記念連覇(02,03)
現役の時に対戦した主なウマ娘:ファインモーション、アグネスデジタル、ゼンノロブロイ
2002年と2003年の競馬界を代表する、漆黒の帝王。天皇賞秋は中山と東京の双方のレースを制覇。ラストランの有馬記念は大差で圧勝した。ウマ娘になったら、黒髪ストレートヘアの、気品の高い性格・容姿になるのだろうか。勝負服は黒髪が似合うように、和服にするのも面白いのかも。
シナリオとしては中距離戦線の王道を歩みつつも、02年の東京競馬場改修による変則開催をふまえて、クラシック級の時は天皇賞秋とジャパンカップは中山開催になりそう。中山開催の天皇賞秋とジャパンカップは2002年の1回しか開催されていない為、他のウマ娘ではできないシナリオになるのではないか。
②ヒシミラクル
世代:2002年(1999年3月31日生まれ)
主戦騎手:角田晃一
調教師:佐山優
主な実績:菊花賞(02)、天皇賞春(03)、宝塚記念(03)
現役の時に対戦した主なウマ娘:ファインモーション、アグネスデジタル、ゼンノロブロイ
ズブいが無尽蔵のスタミナを持つ、芦毛の個性派。人気薄で挑んだ菊花賞を勝利し、その後は天皇賞春と宝塚記念を連勝した。宝塚記念では、ヒシミラクルの単勝を大量購入した男性が現れ、見事的中となり「ヒシミラクルおじさん」として話題になった。
ウマ娘になったら、マイペースでほんわかした女の子になりそう。ステータスとしては、スピードが低い分スタミナの初期値がかなり高い、面白い存在になりそう。ストーリーとしては、シンボリクリスエスと絡めれば2002年〜03年の競馬界の振り返りにもなるのではないか。漆黒のシンボリクリスエスと芦毛のヒシミラクルで、良いライバル関係になりそう。
③ダイワメジャー
世代:2004年(2001年4月8日生まれ)
調教師:上原博之
主な実績:皐月賞(04)、天皇賞秋(06)、マイルCS連覇(06・07)、安田記念(07)
現役の時に対戦した主なウマ娘:ゼンノロブロイ、ダイワスカーレット、ウオッカ
喉鳴りを克服したマイルと中距離のエース。10番人気から成り上がった皐月賞、不振からの喉鳴り発覚、手術後復活の天皇賞秋、マイルのエースだと証明したマイルG1春秋制覇。数々の強敵との夢の対決、有馬記念。主人公になりうるエピソードをいくつも持っている。勝負服は、喉鳴りを克服した史実を反映してマフラーを装備すると面白いかも。シナリオはいろいろ詰め込んだエピソードになるだろうが、シニア級で天皇賞秋、マイルCSを制覇する形になりそう。妹であるダイワスカーレットとの絡みも期待したい。
④コスモバルク
世代:2004年(2001年2月10日生まれ)
主な実績:シンガポール航空インターナショナルカップ(06)、弥生賞(04)
現役の時に対戦した主なウマ娘:ゼンノロブロイ、スイープトウショウ、ダイワスカーレット、ウオッカ等多数
地方競馬所属ながら、中央競馬や海外に挑戦し続けた、2000年代の道営のエース。活躍期間は長く、2010年まで現役であり、引退後の2011年も現役復帰の計画があった。ジャパンカップ、有馬記念には6年連続で出走した。性格は、おっちょこちょいだが頑張り屋さんとかになるのだろうか。海外のレースは今のところシナリオに反映されていないので、G1制覇の道をどう表現するのかは気になる所。新たに海外のレースも実装するのか、それとも大阪杯などで代替するのか、はたまた年末の有馬記念まで持ち越されるのか、ハルウララのようにオリジナルのローテーションでいくのだろうか。
⑤サトノクラウン
世代:2015年(2012年3月10日生まれ)
調教師:堀宣行
主な実績:香港ヴァーズ(16)、宝塚記念(17)、弥生賞(15)
現役の時に対戦した主なウマ娘:キタサンブラック、サトノダイヤモンド
重馬場を得意とした、雨に愛された名馬。無敗で弥生賞を制覇し素質の高さが注目され、香港でその素質が開花した。キタサンブラックとは同期のライバルであり、クラシックの皐月賞からキタサンブラック引退レースの有馬記念まで戦い続けた。キタサンブラック・サトノダイヤモンドがウマ娘に実装された現在、最もウマ娘に実装される可能性が高い名馬かもしれない。
いかがだったか。この5頭にとどまらず、まだまだ紹介したい名馬はたくさんいるので、次回も気が向いたら取り上げたい。そして、可能性は低くても、ウマ娘に実装される日を気長に待ちたい。