It's "C" time!!

ちふむ めしはしかやが気ままにつぶやきます。

ウマ娘に来て欲しい名馬達 第3R(同じ馬主ならば…編)

 現在、アプリゲーム「ウマ娘」が大人気だ。あらゆる時代の名馬が擬人化されている「ウマ娘」だが、実はまだまだ実装されてない名馬が多数存在している。実装されてない理由は様々あるが、ここではそんな「大人の事情」は一旦無視して、個人的に「ウマ娘」に実装されてほしい名馬を、勝手にピックアップしてみた。今回は既に実装されているウマ娘と同じ馬主の名馬を挙げていくので、興味を持ってもらえたら幸いである。なお、前回に引き続き人名は敬称略とさせていただく。

 

umamusume.jp

 

 第1R→ウマ娘に来て欲しい名馬達 第1R - It's "C" time!!

 第2R→ウマ娘に来て欲しい名馬達 第2R - It's "C" time!!

 第4R→ウマ娘に来て欲しい名馬達 第4R(ゴールドシップのライバル編) - It's "C" time!!

 

メジロラモーヌ

世代:1986年(1983年4月9日生まれ)

主戦騎手:河内洋

調教師:奥平真治

主な実績:牝馬3冠(桜花賞オークスエリザベス女王杯 86)

現役の時に対戦した主なウマ娘:2021年4月現在なし

馬主が同じウマ娘メジロマックイーンメジロライアンメジロパーマーメジロドーベルメジロアルダン

 

 初めて「牝馬3冠」を成し遂げた、1986年の女王。1986年当時は「エリザベス女王杯」が牝馬3冠の最終戦だった。また、この年は「4歳牝馬特別(西)(桜花賞トライアル)*1」「4歳牝馬特別(東)(オークストライアル)*2」「ローズS(エリザベス女王杯トライアル)*3」の牝馬3冠の各トライアルレースも勝利している。実績もさることながら、青鹿毛の美しい容姿であった事からファンからの人気も高かった。なお、牝馬3冠達成後に挑んだ1986年の有馬記念がラストランとなった。この為他と比べると現役期間が短く、現役の時に対戦したウマ娘は不在となっている。

 実装された場合は、容姿や勝負服は他のどのメジロ家のウマ娘とも異なる、魔性で魅了するウマ娘になるのではないか。一方で、他のメジロ家のウマ娘との絡みが中心だと思われるが、それ以外のウマ娘との接点が薄いため、どういう展開のストーリーになるか予想がつかない。史実では古馬になる前に引退したので、シニア級はメジロラモーヌにとっては全く未知の世界といえる。宝塚記念天皇賞秋を目指すのか、それともヴィクトリアマイルエリザベス女王杯を目指すのか、気になる所だ。

 

サクラローレル

世代:1994年(1991年5月8日生まれ)

主戦騎手:小島太横山典弘

調教師:境勝太郎小島太

主な実績:天皇賞春(96)、有馬記念(96)、中山記念(96)

現役の時に対戦した主なウマ娘ナリタブライアンマーベラスサンデーマヤノトップガン

馬主が同じウマ娘サクラバクシンオーサクラチヨノオー

 

 大ケガによる引退や生命の危機を乗り越えた、不屈の名馬。1994年のデビュー後、しばらくは条件戦を中心に走っていたが、連勝して翌年の年明けに重賞制覇。しかし、天皇賞春に挑戦しようとした矢先に「両前脚第三中手骨骨折」の大ケガを負ってしまう。「競争能力喪失に等しい」と思われたが、1年後の中山記念で復帰して勝利。そして、1年越しの挑戦となった96年の天皇賞春では、同期の3冠馬ナリタブライアン、前年の年度代表馬マヤノトップガンに勝利し、古馬の頂点に立った。この年の有馬記念も勝利し、見事に1996年の年度代表馬に輝いた。翌年はフランスへ海外遠征をしたが、遠征先のレースで「屈腱不全断裂」の大ケガを負ってしまう。あまりにも酷いケガと思われたのか現地で危うく薬殺される所だったが、命からがら日本に戻る事ができた。その後は種牡馬・功労馬として過ごし、2020年1月まで長生きした。

 実装された場合は、ナリタブライアンマヤノトップガンはもちろん、「サクラ」つながりでサクラバクシンオーサクラチヨノオーなどとの絡みも期待したい。また、前後も含めてウマ娘となった名馬がたくさんいる世代にあたるので、サクラローレルはその「すき間」を上手く埋めてくれる存在になるのではないか。

 

エイシンプレストン

世代:2000年(1997年4月9日生まれ)

主戦騎手:福永祐一

調教師:北橋修二

主な実績:朝日杯3歳S*4(99)、香港マイル(01)、クイーンエリザベス2世カップ(02、03)

現役の時に対戦した主なウマ娘アグネスデジタル

馬主が同じウマ娘エイシンフラッシュ

 

 香港でG1を3勝した名馬。主にマイル戦を中心に活躍した。また、全てのレースで福永祐一騎手が騎乗しており、若手時代の福永騎手に様々なG1タイトルをもたらした。香港マイル制覇時はアグネスデジタルステイゴールドと共に、「日本馬による香港G1制覇」の立役者となった。また、2003年のクイーンエリザベス2世カップは、SARS流行による危機を乗り越えて遠征し、勝利を掴んだ。

 実装された際は、アグネスデジタルエイシンフラッシュとの絡みが中心になると思われるが、香港のレースがウマ娘に実装されていない為、シナリオ作りは難しそうだ。ご時世を考えると、香港モチーフの容姿・キャラクターにする事も難しいかもしれない。一方で、2000年世代はウマ娘の中では比較的手薄な為、この個性的な名馬を実装する事でバランスが更に良くなる事を期待したい。

 

タップダンスシチー

世代:2000年(1997年3月16日生まれ)

主戦騎手:四位洋文佐藤哲三

調教師:佐々木晶三

主な実績:ジャパンカップ(03)、宝塚記念(04)、金鯱賞3連覇(03~05)

現役の時に対戦した主なウマ娘マンハッタンカフェファインモーションゼンノロブロイスイープトウショウ

馬主が同じウマ娘ゴールドシチー

 

 逃げや先行のレーススタイルで2000年代前半の日本競馬を盛り上げた、大器晩成の名馬。2000年から2005年まで活躍し、息の長い活躍ぶりを見せた。2002年頃から重賞戦線に顔を出すようになり、2003年のジャパンカップは9馬身差の大勝、2004年の宝塚記念コースレコードで勝利した。2005年には金鯱賞を勝利し、同一重賞3連覇を達成した。

 実装された場合、その名前から、タップダンスを踊るような活発な性格になるのだろうか。晩成型なので、レース制覇の目標はシニア級になってからになりそうだ。この世代はウマ娘の中では比較的手薄な為、エイシンプレストンと同じくこの名馬も実装する事で、全体のバランスが更に良くなる事を期待したい。

 

ジャングルポケット

世代:2001年(1998年5月7日生まれ)

主戦騎手:角田晃一

調教師:渡辺栄

主な実績:日本ダービー(01)、ジャパンカップ(01)

現役の時に対戦した主なウマ娘アグネスタキオンマンハッタンカフェテイエムオペラオー

馬主が同じウマ娘フジキセキ

 

 東京を得意とした、新世紀の名馬。童謡の「ジャングルポケット」から名付けられ、お笑いトリオ「ジャングルポケット」の名前の由来にもなった。フジキセキとは主戦騎手・調教師・担当厩務員・馬主*5が全て同じであった。東京では3戦3勝だったが、2002年は改修工事の為東京競馬場を走ることができず、代替開催された中山競馬場では結果を出す事ができなかった。引退後は種牡馬となり、代表産駒としてトーセンジョーダンが活躍した。

 実装された暁には、ジャングルに関連した容姿や勝負服になるのだろうか。シナリオは、クラシック級で日本ダービージャパンカップの制覇を目指しつつ、シニア級で史実ではできなかった「中山でのG1制覇」を目指す形になりそう。古馬での活躍が叶わなかったフジキセキアグネスタキオンとの「シニア級での対決」にも期待したい。

 

  いかがだったか。今回は「既に実装されているウマ娘と同じ馬主の名馬」に着目してみた。この5頭にとどまらず、まだまだ紹介したい名馬はたくさんいるので、次回も気が向いたら取り上げたい。そして、可能性は低くても、ウマ娘に実装される日を気長に待ちたい。

 

 

*1:現在のフィリーズレビュー

*2:現在のフローラS

*3:現在は秋華賞トライアルとなっている。

*4:現在の朝日杯FS

*5:途中で馬主は変わっている。名義が変更された2002年のジャパンカップ以降は、勝負服も変わった。