It's "C" time!!

ちふむ めしはしかやが気ままにつぶやきます。

ウマ娘に来て欲しい名馬達 第5R(キャロットクラブ編)

 現在、アプリゲーム「ウマ娘」が大人気だ。あらゆる時代の名馬が擬人化されている「ウマ娘」だが、実はまだまだ実装されてない名馬が多数存在している。実装されてない理由は様々あるが、ここではそんな「大人の事情」は一旦無視して、個人的に「ウマ娘」に実装されてほしい名馬を、勝手にピックアップしてみた。今回は「一口馬主」のクラブ法人である「キャロットクラブ」の名馬を挙げていくので、興味を持ってもらえたら幸いである。なお、今回も人名は敬称略とさせていただく。また、「一口馬主」「クラブ法人」「キャロットクラブ」等についての説明は、複雑かつ長くなってしまうので、今回は割愛してキャロットクラブのリンクのみ貼る事にする。「キャロットクラブという馬主がいるんだな。そこには名馬がたくさんいるから、いつかウマ娘に来たらいいな」という軽い気持ちで紹介させていただく。

umamusume.jp

 

carrotclub.net

 

 第1R→ウマ娘に来て欲しい名馬達 第1R - It's "C" time!!

 第4R→ウマ娘に来て欲しい名馬達 第4R(ゴールドシップのライバル編) - It's "C" time!!

シーザリオ

世代:2005年(2002年3月31日生まれ)

主戦騎手:福永祐一

調教師:角居勝彦

主な実績:オークス(05)、アメリカンオークス(05)

現役の時に対戦した主なウマ娘:2021年4月現在なし

 

 あの名馬ディープインパクトが、クラシック無敗3冠達成という「歴史」を作った2005年。牝馬でも「歴史」が誕生した。シーザリオが日米のオークスを制覇したのだ。

 デビュー戦から3連勝してクラシックへ。桜花賞こそ敗れたものの、オークスでは直線で驚異的な末脚を披露して勝利。日本の女王となった彼女は、アメリカンオークスへ向かうと、コースレコードで圧勝。現地の実況アナウンサーは、「Japanese superster Cesario!!」と叫んだ。こうしてシーザリオは日米の女王となり、「歴史」が誕生した。

 その後、帰国したシーザリオ繋靭帯炎を発症している事が分かり、6戦5勝で現役を退くことになる。繫殖牝馬となったシーザリオは、3頭のG1馬を産み出した。菊花賞ジャパンカップを制したエピファネイア、2戦目で朝日杯FSを制したリオンディーズ、無敗でホープフルS皐月賞を制したサートゥルナーリアだ。3頭とも種牡馬になり、シーザリオはレースだけでなく、「母」としても優秀である事を証明した。

 実装された場合どうなるかは不明だが、史実ではできなかった「シニア級での戦い」に夢を見たい。オークスと同じ東京の2400mで開催されるジャパンカップはどうだろうか?

 

エピファネイア

世代:2013年(2010年2月11日生まれ)

主戦騎手:福永祐一

調教師:角居勝彦

主な実績:菊花賞(13)、ジャパンカップ(14)

現役の時に対戦した主なウマ娘トーセンジョーダンゴールドシップ

 

 ハマった時の爆発力はとてつもない、G1馬を両親に持つ名馬。デビュー後3連勝を飾り、クラシック戦線へ。しかし弥生賞で4着に敗れ、皐月賞・ダービーも2着と惜敗が続く。その後、神戸新聞杯を圧勝して1番人気で菊花賞に挑むと、不良馬場の菊花賞は5馬身差の圧勝。福永騎手に牡馬クラシック初制覇をもたらした。古馬になった後は3度敗北するが、豪華メンバーが集結したジャパンカップでは2着以下を4馬身突き放す圧勝。「ワールド・ベストレースホース・ランキング」で、ジャスタウェイに続く「世界ランク2位」となった。有馬記念にも出走後、ドバイワールドカップに挑戦したが最下位に。その後は宝塚記念を目指していたが、左前脚繁靭帯炎により引退した。引退後は種牡馬として、無敗で牝馬3冠を成し遂げたデアリングタクトや無敗の皐月賞馬エフフォーリアを輩出。アーモンドアイの初年度交配相手にも選ばれ、「名馬の父」としても注目される存在になっている。

 実装された場合は、クラシック級での菊花賞制覇とシニア級でのジャパンカップ制覇を目指す形になりそう。重い馬場を得意とした為、それに関連するスキルが付くと面白いかもしれない。

 

マリアライト

世代:2014年(2011年2月19日生まれ)

主戦騎手:蛯名正義

調教師:久保田貴士

主な実績:宝塚記念(16)、エリザベス女王杯(15)

現役の時に対戦した主なウマ娘キタサンブラックサトノダイヤモンド

 

 京都と阪神で成功をつかんだ良血の名牝。4歳時に牡馬相手の条件戦を2連勝し、重賞戦線へ。マーメイドSオールカマーは敗戦したものの、続くエリザベス女王杯で同期のオークスヌーヴォレコルトをクビ差で振り切って優勝。重賞初勝利をG1制覇で飾った。続いて有馬記念に出走。12番人気だったが、4着に入り善戦した。

 年が明けて5歳時は日経賞目黒記念とG2の重賞に挑戦したが、いずれも惜敗。続く宝塚記念は、ドゥラメンテキタサンブラックに注目が集まったが、彼らを一蹴し優勝。スイープトウショウ以来、11年ぶり史上3頭目牝馬宝塚記念制覇を成し遂げた。秋は、昨年と同じローテーションで挑んだが、オールカマーエリザベス女王杯有馬記念といずれも敗れ、この年限りで現役を引退した。兄弟にダートで活躍したクリソライト・クリソベリル、神戸新聞杯を制したリアファルキタサンブラックの同期)がいる。また、初仔のオーソクレースがホープフルステークスで2着に入るなど、兄弟や子孫も注目される存在になりつつある。

 実装された場合は、シニア級の宝塚記念制覇が大目標か。キタサンブラックとの絡みは注目したい所だ。

 

ハープスター

※詳細は、第4R参照

 

chifumu-m.hatenablog.com

 

 

シンハライト

世代:2016年(2013年4月11日生まれ)

主戦騎手:池添謙一

調教師:石坂正

主な実績:オークス(16)、ローズS(16)、チューリップ賞(16)

現役の時に対戦した主なウマ娘:2021年4月現在なし

 

 競馬での「もしも」を考えた時に、真っ先に思い浮かぶ名馬。デビュー後2連勝し、初めて挑んだチューリップ賞。ライバルとなるジュエラーを接戦で制し、重賞制覇。しかし、桜花賞ではジュエラーにかわされて2着。そのジュエラーが骨折で不在となったオークスは、最後の直線で馬群の中から抜け出して優勝。この年G1で惜敗が続いていた池添騎手に勝利をもたらした。秋はローズSから始動。雨天の中、ジュエラーとの3度目の対決を制し、リベンジを果たした。秋華賞、そして先輩や同期の牡馬との対戦が目前に見えた矢先、左前浅屈腱炎が判明する。結局、その年の秋で引退する事になった。通算成績は6戦5勝。全て牝馬との戦いだったが、負かしたライバルの中にはジュエラーの他に、メジャーエンブレム(阪神ジュベナイルフィリーズNHKマイルカップ制覇)、アドマイヤリード(ヴィクトリアマイル制覇)とG1を制す馬もいた。もし現役を続けていたら、ヴィブロス(同期の秋華賞馬)、ウマ娘に実装されたサトノダイヤモンド(同期の菊花賞馬)、そして最強の存在になろうとしていたキタサンブラックとの対戦も実現していたのかもしれない。そういう点では、ケガが本当に惜しまれる名牝と言えるのではないか。

 実装された場合どうなるかは不明だが、史実ではできなかった「シニア級での戦い」「同期のライバルとの戦い」に夢を見たい。

 

リスグラシュー

世代:2017年(2014年1月18日生まれ)

主戦騎手:武豊、D・レーン

調教師:矢作芳人

主な実績:春秋グランプリ制覇(19)、コックスプレート(19)、エリザベス女王杯(18)

現役の時に対戦した主なウマ娘:2021年4月現在なし

 

 早くからクラシック戦線で活躍し、古馬になって更に成長を続けた名牝。未勝利戦とアルテミスSを連勝して牝馬戦線に挑んだが、阪神ジュベナイルフィリーズ2着、桜花賞2着、オークス5着、秋華賞2着、エリザベス女王杯8着ともどかしい結果が続く。古馬になりマイル路線を選択した後もその傾向は続き、東京新聞杯は制覇したがヴィクトリアマイル2着、安田記念8着とG1タイトルになかなか手が届かなかった。しかし、エリザベス女王杯で逃げるクロコスミアを猛追してかわし、優勝。8度目の挑戦で悲願のG1制覇を達成した。その後は中距離路線に狙いを定め惜敗が3戦続いたが、D・レーン騎手と初コンビを組んだ紅一点の宝塚記念で、11頭の牡馬を一蹴して優勝。次走はレーン騎手の出身国オーストラリアで開催されるG1のコックスプレートに挑戦し、日本調教馬として初めて制覇した。その後、アーモンドアイを始め豪華メンバーが揃った有馬記念に引退レースとして出走。レーン騎手と三度目のコンビを組み、2着に5馬身差をつける圧勝で有終の美を飾った。しばらく惜敗が続いていたが、最後の3戦はG1を3連勝して成長力の高さを見せつけた。

 尻上がりに強くなっていく様は、まさに育成ゲーム「ウマ娘」にピッタリな要素といえる。シニア級での春秋グランプリ制覇を大目標とした、鍛えがいのあるシナリオになるのではないか。

 

 

  いかがだったか。この5頭にとどまらず、ハットトリックレイデオロなどまだまだ紹介したい名馬はたくさんいるので、次回も気が向いたら取り上げたい。今回紹介した「キャロットクラブ」については、現在ウマ娘に誰も出ていない状態であり、実装される可能性は限りなく低いのかもしれない。だが、可能性は限りなく低くても、いつかウマ娘に実装される日を気長に待ちたい。