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ちふむ めしはしかやが気ままにつぶやきます。

ホロライブ6期生(秘密結社holoX)の印象

 それは、突然の発表だった。2021年11月26日、女性Vtuberグループ「ホロライブ」より、ホロライブ6期生(秘密結社holoX)がデビューした。そして11月26日より1日ずつ、デビューするメンバーの初配信が行われた。初配信から2か月以上経過したが、メンバー5人に対する私的な印象と先輩達との比較、今後の展開予想を述べていく。

1.メンバーへの私的な印象

ラプラス・ダークネス


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 ホロライブから6期生のデビューが告知された当日の21時、早速メンバーの初配信が始まった。トップバッターは「総帥」ことラプラス・ダークネス。秘密結社らしい黒と紫を基調とした配信画面でスタートし、初配信で緊張している様子は見ていて感じられたが、配信中に「Yes My Dark」→「YMD」→「山田」と言葉が変遷してインターネットミームが誕生したり、早速リスナーとプロレスを行ったりする等、中身が凝縮された30分の配信だった。

 その後の配信では、読書量の多さや知識の多さが垣間見え、「総帥、実は聡明なのでは?」と密かに感じている。配信内容は1時間程度の雑談やゲーム実況が多いが、20分程度の短編動画も投稿されている。他のホロメンと比べると配信時間は短めで、その分手軽に楽しむ事ができるのではないか。

②鷹嶺ルイ


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 6期生デビュー告知から1日経過した11月27日。2番目に出てきたのは「女幹部」こと鷹嶺ルイ。初配信のタイトルから、オヤジギャグ「言葉遊び」が好きなのかな?と感じたが、予想通りだった。いきなり歌からスタートした配信で歌唱力とエンタメ性の高さを見せつけたが、何よりも印象に残ったのは「叶えたい夢や目標が明確で、しかもたくさんある事」だった。ホロライブはチャンネル登録者数が100万人を越えたタレントがたくさん在籍している。そうなると「ホロライブに入って活動したい」と考えている配信者も多いはずだ。だがホロライブにとって肝心なのは、むしろ「入った後」なのではないか。それを認識している配信者は、どれだけいるのだろう。だが、6期生は「ホロライブに入って何をしたいのか」という問いに対して、おそらく明確に答えられる。その筆頭が彼女なのではないか。そう感じた。

 配信画面はシックで落ち着いた雰囲気となっており、雑談・歌枠・ゲーム実況に交えて「ほぼ毎日ショート」の短い動画が週4日ペースで投稿されている。また、「YAGOO王」なる企画を発案し、開催した。「ホロライブでやりたいこと」を徐々に実行している、と感じられる。

③博衣こより


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 11月28日。多くの視聴者が集まりやすいであろう「日曜日の夜」という、絶好の時間帯に配信を始めたのが、「研究者」で「holoXの頭脳」こと博衣こよりだ。

 ストーリー仕立ての短い動画から始まった初配信はまさに「自己紹介のお手本」といえ、博衣こよりの魅力と特徴がつまった1時間だった。「頭脳」の名に恥じないスペックの高さを感じられた。配信画面は、ピンクを基調としたポップで明るい雰囲気となっており、博衣こより自身の性格ともうまくマッチしているように感じられた。

 配信内容はゲーム実況と、朝に週2回配信している「朝こよRadio」が中心となっている。「朝こよRadio」は雑談と視聴者参加型企画を交えた本編1時間程度の配信であり、本編終了後にスーパーチャットの読み上げが行われる。ゲーム実況の内容は雑多だが、どれも長時間の配信が多いのが特徴的だ。中には10時間超えの配信もあるため、1日中彼女の配信を楽しむ事もできる。

④沙花又クロヱ


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 もし、Vtuber界隈に「新人王」という称号があるのなら、「掃除屋(インターン生)」こと沙花又クロヱに「新人王」を差し上げたい。そのくらい、衝撃的なデビューだった。

 11月29日月曜日。壮大なBGMが流れる中、配信画面には海岸にいるシャチのイラストと、顔だけ切り抜かれてアイマスクのような仮面を付けた沙花又クロヱの姿が。この状態でしばらくトークを続け、20分くらいしてようやく黒を基調とした配信画面へ切り替わり、自己紹介を開始。全体を通して、話す内容が予想以上に面白く全く飽きを感じさせなかった。後半、遂に「素顔」を披露し、そのまま歌を歌う。沙花又クロヱの「素顔」が分かった喜びと、歌声のギャップに対する驚きが交じった状態でクライマックスを迎え、オープニングとは対照的な軽快なBGMで幕を閉じた。

 配信内容は歌枠とゲーム実況が多い。歌枠は、彼女の持つ様々な歌声とトークを楽しむ事ができる為、初見の方には特におススメしたい配信だ。今後は、歌ってみた動画やオリジナル曲の展開にも期待したい。

⑤風真いろは


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 11月30日火曜日。11月最後の日にホロライブ6期生のラストを飾ったのは、「用心棒」こと風真いろはだった。

 初配信直前でトラブルが発生してしまい、急遽配信内容を一部変更した模様。だが、グダグダ感を感じさせずにスムーズに進む配信に対して、むしろ機転を利かせたな、と感心した。声もさわやかで、緑系の色を使った和風の配信画面もさわやか。いわば風真いろはは「さわやかな和風系Vuber」といったところか。配信後は、食後においしいデザートを味わった様な、心地良い雰囲気になった。

 配信内容で特徴的なものとしては、朝に「リングフィットアドベンチャー」を配信している事が挙げられる。また、週1回のペースで歌枠も設けられており、そこに更に雑談や他のゲーム実況等が加わる形だ。

2.先輩達との比較

 ここでは、ホロライブの他の先輩達と、「共通点」「異なる点」の2つの観点から比較してみたい。

・共通点

 「デビュー発表は唐突」はホロライブ5期生と共通している。「初配信は1日1人ずつ実施」されたのも5期生と共通しており、3期生も4期生も間隔は空いているものの、初配信は同じように実施されている。卒業したメンバーも含めて「同期は5人」となっているのもホロライブの先輩方(一部除く)と共通している。また、人間だけでなく「動物がモチーフであるメンバーが多い」のも、先輩方と共通する要素だ。

・異なる点

 Youtubeのチャンネル表記はやや変化が見られる。3期生以降、チャンネル表記は「○○○ Ch.△△△」に統一されていたが、6期生は「○○○ ch.△△△ -holoX-」と「-holoX-」表記が追加されている。今後7期生以降の後輩がデビューした際に、ユニット名が末尾に記載される様になるのかは気になる所だ。

 また、4期生・5期生は当初から明るい雰囲気を醸し出している印象が強かったが、今回の6期生(holoX)は少しダークな雰囲気を醸し出しているのも特徴的だ。これは既存のメンバーとの差別化・個性強化の他に、現在進行中のプロジェクト「ホロライブ・オルタナティブ」やメタバース事業とも関連している気がするのは、筆者の妄想だろうか。

3.今後の展開予想

 デビューから2か月が経過し、今のところ順調に活動が行われている様に感じる。今後の大きな節目としては、「3Dお披露目」が挙げられる。4期生はデビュー後約6~7か月、5期生はデビュー後約5~8か月後に3Dお披露目が行われている。この前例を踏まえると、6期生の3Dお披露目はデビューから約6ヶ月後の「2022年5月下旬頃」になるのではないか。また、6期生は誕生日が春に集中している(3月1名、5月2名、6月2名)ので、メンバーによっては「誕生日に3Dお披露目」という形になるのかもしれない。

 ユニット「秘密結社holoX」の展開も気になる所。実は、ホロライブは期によってユニット名の扱いがバラバラになっている。例えば、3期生は「ホロライブファンタジー」がユニット名として存在しているが、公式サイトのユニット記載は「ホロライブ3期生」となっている。これに対して、ホロライブ6期生は公式サイトのユニット記載は「秘密結社holoX」となっている。今後は、案件や取材等でホロライブ6期生(holoX)が対外的に紹介される機会が多くなる事が予想されるが、その際に「ホロライブ6期生」として紹介されるのか「秘密結社holoX」として紹介されるのか、そもそも「秘密結社holoX」がユニット名として定着するのかも含めて、大いに注目される。

4.まとめ

 ここまで、ホロライブ6期生(秘密結社holoX)のメンバー5人に対する私的な印象と先輩達との比較、今後の展開予想を述べてきた。6期生がデビューしてから、ホロライブを視聴する時間は以前より増えた気がする。ホロライブに新しい風を吹き込み、更なるパワーアップを続ける彼女達の、今後の活躍を祈願して結びとしたい。

 

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