It's "C" time!!

ちふむ めしはしかやが気ままにつぶやきます。

自作小説の振り返り

 突然だが、私はpixivに小説を投稿している。マイペースにひっそりと活動しているが、「塵も積もれば山となる」とはよく言ったもので、もう投稿作品は40作以上ある。今回は、その中から自分の思い入れが強い作品をいくつか取り上げ、制作のコンセプトや裏話を書いていきたい。

 

 ①【TSF】日曜日の夕方。

 

#小説 【TSF】日曜日の夕方。 - ちふむ めしはしかやの小説 - pixiv

 

 記念すべき初投稿作品。楽しい日曜日が終わりが近づくと、ふと寂しい気持ちになる。そんな不安を打ち消すように、この作品を書き上げた。この作品には主人公の名前はなく「変身道具」もない、シンプルな作品だ。ゆえに、一番自由に、その時感じた自分の「気持ち」が存分に文章に表れている気がする。

 

 ②温泉旅館~3つの秘湯~

 

[R-18] #小説 #変身 温泉旅館~3つの秘湯~ - ちふむ めしはしかやの小説 - pixiv

 

 現時点(2022年9月)時点で、最もブックマークの多い作品。「温泉×TSF」の作品自体は某有名漫画を始めたくさんあるが、自分の作品では初めてだった。投稿時期が秋だったが、物語も秋の週末の話であり、季節感はピッタリだったといえる。温泉の効能は3種類あり、主人公は3種類の女性に変身する。そして、最後に3通りの「生き方」を提示される。読者が主人公の立場になった時、それを選ぶだろうか。おそらくいくつもの選択肢に分かれるだろうと考え、どの選択肢でも「正解」にする為に、結末はあえて「主人公の選択」は書かず、「読者のご想像」に任せる事にした。

 

 ③空想上の娘~父と反対の道を行く娘~

 

#小説 #変身 空想上の娘~父と反対の道を行く娘~ - ちふむ めしはしかやの小説 - pixiv

 

 「中年の男性主人公が若い女性に変身し、その男性の『娘』として生活する」。こういうシチュエーションの作品を何作か投稿している。その中でも、この作品は「主人公が変身を機に、全く正反対の人生を歩もうとしたらどうなるか」というIF的要素を強めた作品となっている。「黒ギャル」に変身したはいいが、黒ギャルの生態がよく分からず続編は書けずじまいとなってしまった。しかし構想自体はあるので、いつか書きたい気持ちはある。こういうシチュエーションは変身前後の年齢差や生活環境等を考えると合理的だが、「若い女性の『父親』(つまり元々の主人公)はどうなったのか?」が定義できず、あいまいになっている。続編を書くときは、そこにも方向性を出せる様にしていきたい。

 

 ④フラワーズのスポーツ新聞記事【3月 オープン戦編】(シリーズ:千葉キャノーラフラワーズ)

 

#3 フラワーズのスポーツ新聞記事【3月 オープン戦編】 | 千葉キャノーラフラワーズ - ちふむ めし - pixiv

 

 架空の女子野球チーム「千葉キャノーラフラワーズ」の活躍を書いた作品である。説明文にも書いたが、小説というよりは、気分転換を兼ねた文芸の実験的作品である。スポーツを題材にした作品を書きたかったが、そのまま真正面から書くと専門的知識が必要となる。ならば「スポーツ新聞」ならどうだろう、と思いつき、スポーツ新聞風に書いてみた次第である。投稿した小説が特定のジャンルに偏っている為、作品の幅を広める目的もあったが、何作も投稿してもブックマークの伸びが良くない事がモチベーションの低下につながり、尻切れトンボみたいになってしまった。しかし、構想はかなり細かく練ってあるので、心理的なハードルが低くなったら再開したい気持ちもある。

 

 ⑤AKIKO編(シリーズ:書き換え~不思議なプロフィール帳~)

 

#1 AKIKO編 | 書き換え~不思議なプロフィール帳~ - ちふむ めしはしかやの小説シリーズ - pixiv

 

 最近の自信作。変身シーンやシークエンスは結構書いたので、変身の「設定」を練ってみよう、というコンセプトで書いた作品である。「1日1回、7個だけ自分のプロフィールを書き換えられる」という設定にした事で、書きやすいような縛りを設けつつ、気軽に読みやすい長さの作品に仕上がった気がする。1話完結だが、各話は「ゆるく」つながる様にしている。

 

 

 いかがだっただろうか。最近は仕事が忙しく、なかなか新作を書くことができないでいるが、様々な構想自体は練っている。いつかそれをお披露目できる機会があれば幸いである。また、この「小説の振り返り」自体も、気が向いたら2回、3回とやっていきたい。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。