It's "C" time!!

ちふむ めしはしかやが気ままにつぶやきます。

運転免許証の更新に行った時のお話。

 先日、運転免許証の更新に行った。その時見たビデオが衝撃的だった。以下に、その内容を記す。

 

 ある男が交通事故を起こした。相手は死亡。男は被害者の遺族に謝罪に行くが被害者の妻と息子に拒絶される。遺族の娘と心を通わすが、事態は好転せず。そして遺族は家庭崩壊してしまう。被害者の妻は病気で体調を崩し入院。父を失い母が病気になった子供達は、片方は親戚に、もう片方は施設に預けられることになってしまった。一方、加害者の男は離婚し辞職する。最後は幼い息子に罵られ、裁判で懲役刑を言い渡された。

 

 淡々と内容を書いたが、あまりにも救いが無さ過ぎる。もちろん加害者は自業自得なので同情の余地は全くないが、遺族が家庭崩壊してしまったのは、見ていて悲しくなった。このビデオの内容はフィクションだが、実際に交通事故によって家庭崩壊や一家離散等の憂き目に遭った家族は残念ながらいるだろう。交通事故被害者やその家族の苦しみはもしかしたら永遠に続くのかもしれない、と考えると辛い気持ちになる。

 事故は起こしたものも含めて誰も得しない。悪い言い方だが、殺人事件等の犯罪は起こす側にはメリットはあるだろうしメリットがあるから犯罪を起こすのだろう。しかし、事故で得する者は加害者を含めて誰一人もいない。誰もが悲惨な(言葉では表現できないくらいかもしれない)目に合ってしまう。それでいて、大抵の刑罰は他の犯罪よりも軽い。遺族にとっては殺されたも同然なのに、交通事故は殺人と違って死刑になる事はない。もちろん故意に殺す訳ではないので、殺人とは分けて考えなければならないが、理屈では納得しても感情では納得しがたい部分もある。もしかしたら、交通事故は殺人事件よりも厄介かもしれない。

 無事に免許の更新を終えた。しかし、俺は死ぬまで運転免許証を持つつもりはない。年を経るか病気等で車の運転は無理だと判断した時に運転免許証は返納するつもりだ。だからそれまでの間は無事故無違反を続けたい。悲惨な事態を生み出さない為に。