芸能人―力の「悪用」

　ある人(Aさん)が活動を始める。Aさんのその活動が人気を得る。やがて、ファンができて増えていく。そのうち、Aさんがどんな事をしてもそれを肯定したり、盲目的に追従する人が現れる。例えAさんがどんなに悪い事や危ない事をしようとも―。

　アイドルやお笑い芸人など芸能人には、ファンがたくさんいる。そのファンの存在が芸能人の力の源になっているはずだ。そのファンの力を悪用する事は許されないのではないだろうか。自らが宗教やアルコールにのめり込むならまだしも、自らファンを金儲けの道具に利用したり、影響力を使って宗教に誘い込む事はあってはならないのではないか。

　俺は、芸能人からは癒しや笑いなどを通して元気を頂いている。明るい気分になったり、前向きな気分になったり。時には、ニュースに対する芸能人の発言を聞いて、「なるほど」「この人はこんな風に考えていたのか」と感心したりする。いずれにしても、自分にとっては幸せにつながっている。

　だから、あってはならないのだ。芸能人が人を不幸にする事は。人を悲しませる事は。最近、芸能人の不祥事やスキャンダルが気になってしまう。人を癒せないアイドルや人を笑わせることができないお笑い芸人は嫌だ。