世界を股にかける大海賊。〜ホロライブ メッセージ風広告の妄想④~
何という事だろう。君は、最初は海賊ではなかったはずなんだ。海賊船すら持っていない、海賊の格好をしたただのコスプレ女にすぎなかったのだ。
だが、YouTubeチャンネルという「海賊船」を手に入れた君は、ネットという名の大海原を冒険して、沢山の仲間と出会い、沢山の宝を手に入れた。そして、世界を股にかける、本物の立派な大海賊になったのだ。僕は、それを誇りに思う。
彼女の名は、宝鐘マリン。彼女は今日も宝を求めて、大海原へ出航する。大勢の海賊団員と共に。
【original】Ahoy!! 我ら宝鐘海賊団☆【ホロライブ/宝鐘マリン】
こんな感じのメッセージが書かれた広告、雑誌の裏表紙に掲載してくれないかなぁ。
天は何物も与えた。〜ホロライブ メッセージ風広告の妄想③~
天は何物も与えた。天界からやってきた彼女に対して。声。才能。技術。人格。容姿。運。握力。モノマネ。ボケ。ツッコミ。
天はあらゆるものを与えた。与えられなかったものが愛おしく感じられるくらい、何物も与えた。彼女はその与えられた能力を存分に発揮し、今日も個性を爆発させている。
彼女の名は、天音かなた。その可能性は、遥か無限大だ。
こんな感じのメッセージが書かれた広告、新聞の全面広告で掲載してくれないかなぁ。
その輝き、彗星の如し。〜ホロライブ メッセージ風広告の妄想②~
彼女は、彗星の如く現れた。そして、瞬く間に僕を魅了した。
歌が好き。ゲームが好き。負けず嫌い。好きな事に情熱を捧げる彼女は、口の悪さすら僕を魅了し、トラブルすらエネルギーに変えてしまう。一人で始めたアイドルから、一人前のアイドルに成長したスターの原石。彼女はとても美しく、とてもたくましく、そして今日もかわいい。
彼女の名は、星街すいせい。その輝き、彗星の如し。
こんな感じのメッセージが書かれた広告、電車の中吊り広告で掲示してくれないかなぁ。
圧倒せよ。〜ホロライブ メッセージ風広告の妄想①~
圧倒せよ。その声で。
圧倒せよ。その美貌で。
圧倒せよ。その心で。
何という事だろう。
君は、誰も傷つける事なく、世界中の皆を虜にしている。これを悪魔的所業と呼ばずして、何と呼べばいいのだろうか。
彼女の名は、常闇トワ。人間界にやってきた、天使のような悪魔だ。
こんな感じのメッセージが書かれた広告、駅のポスターで掲示してくれないかなぁ。
2021年1月振り返り。【月1思ったことシリーズ】
久しぶりの「月1思ったことシリーズ」である。
1月は、ホロライブと鉄道についていろいろ記事を書いた月だった。新シリーズもいくつか始めた。今年のブログの方向性は示せたと思う。
今年は、1つ1つの記事を少し短くしたい。記事の内容が長すぎて、書くのに時間がかかってしまうのだ。これでは、なかなか記事を書くのが面倒になってしまう。もう少し気軽に記事を書きたい。真面目にふざげた記事も書くけど、息抜きのような記事も書きたい。最悪「疲れた。忙しい」だけでも良いので、月1で記事を書いてブログの更新頻度をあげたい。
とりあえず、1月の振り返りはここまで。長さはこのくらいにしようかな。
「令和版」ムーンライトえちご~妄想列車その②〜
やれるかどうかは別として、いろんな列車を妄想したい。おそらく実現しないけど、ワンチャンできれば面白そう。今回は、かつて首都圏と新潟を結んでいた夜行快速「ムーンライトえちご」を、時代に合わせた大胆なアレンジを加えて、令和に復活させてみたい。
①区間
「ムーンライトえちご」は前身となる列車が1985年に運転を開始して以来、運行休止になるまで「新宿~新潟・村上」で運転されていた。だが、今回は思い切って首都圏での発着駅を変更して「品川・東京~新潟」とする。というのも、首都高速中央環状線やバスタ新宿が整備された今、新宿・池袋は高速バスの優位が揺るがないものになっていると感じるからだ。そこで、上野東京ラインを利用して品川・東京発着にする事で、東京東部や千葉県の需要を狙う作戦を取りたい。東京からはディズニーリゾートへ、品川からは羽田空港や横浜方面へのアクセスも可能だ。
②車両
車両は、新潟車両センターのE653系1000番台(7両)を使用する。E653系は「スターライト上野号」などで、新潟と首都圏を結ぶ臨時列車の運行実績がある。かつての「ムーンライトえちご」を受け継ぎ、全席指定席・禁煙として、編成のうち1両はグリーン車、もう1両はレディースカーとして運転する。E653系の場合は1号車(品川寄り)がグリーン車、7号車(新潟寄り)がレディースカーとなる。なお、新潟で車両を捻出できない場合は、大宮総合車両センターのE257系2000番台(9両)や651系1000番台(7両)を使用する。E257系や651系は新潟への入線実績はないものの、かつて165系や大宮常駐の183系が運用されていた事を考えると、試運転と乗務員訓練を済ませれば冬季以外は運用に大きな制約はなさそうに思える。
③停車駅・ダイヤ
かつての「ムーンライトえちご」の停車駅を踏まえて、次のようにする。
品川、東京、上野、大宮、高崎、長岡、見附、東三条、加茂、新津、新潟
これを基に、ダイヤを設定する。
(新潟行き 時刻は深夜時間帯は発車時刻、早朝時間帯は到着時刻)
品川 23:03
東京 23:13 3分停車(23:10着)。
上野 23:20 2分停車(23:18着)。
大宮 23:48 3分停車(23:45着)。
高崎 1:20 25分停車(0:55着)。高崎線終電(1:14着)の接続を受けてから発車
長岡 3:39
見附 4:05
東三条 4:14
加茂 4:21
新津 4:36
新潟 4:51 白新線・羽越本線快速村上行き、越後線吉田行きに接続
新潟行きは、品川発車後は上野東京ラインの合間を縫って首都圏を抜け、高崎で長時間停車する。高崎から先はかつての「ムーンライトえちご」のダイヤを受け継ぐ形とするが、2021年3月のダイヤ改正に対応して高崎にて高崎線の終電の接続を受けるようにした。
(品川行き 時刻は深夜時間帯は発車時刻、早朝時間帯は到着時刻)
新潟 23:58 越後線終電(23:34着)の接続を受けてから発車
新津 0:17 3分停車(0:14着)。信越線終電(0:06着)の接続を受けてから発車
加茂 0:32
東三条 0:40
見附 0:50
長岡 1:30 30分停車(1:00着)。
高崎 4:00 20分停車(4:20発)。
大宮 5:22 3分停車(5:25発)。
上野 5:50 3分停車(5:53発)。
東京 5:58 3分停車(6:01発)。
品川 6:09
品川行きは、かつての「ムーンライトえちご」のダイヤよりも遅く設定した。これは、首都圏での保線作業時間の確保も考えたからである。ただし高速バスへの対抗も考え、東京には6時前に着くようにした。長岡と高崎で長時間停車して時間調整しつつ、籠原以南は初電の約30分前に走るようにして、保線作業への影響をできるだけ最小限に抑えるようにしたい。
④運賃
今回は「東京~新潟」間で考える。東京~新潟の営業キロは333.9kmで、運賃は5720円。指定席料金は530円。計6250円となる。快速列車なので「青春18きっぷ」や「休日パス」など、各種のおとくなきっぷが利用可能だ。
⑤ライバル
やはり最大のライバルは高速バスだろう。今回は、新潟交通のホームページより、「東京線」で比較してみたい。「東京線」は池袋駅東口(一部はバスタ新宿)から発着し、練馬・川越的場を経由しつつ、六日町・長岡・三条など新潟県内各地に停車しながら新潟まで運行している路線だ。新潟交通・西武バス・越後交通の3社で運行されている。
所要時間は池袋~新潟で約5時間~5時間半。料金は6種類の変動制で、池袋~新潟で「3200~7900円」となっている。週末に設定日が多いA運賃は5900円、繁忙期に設定日が多いS運賃は6900円となっており、A運賃なら高速バスが安く、S運賃なら「ムーンライトえちご」が安くなる。ダイヤが「ムーンライトえちご」と近い便を抜粋して、以下に比較する。
東京23:13→上野23:20→長岡3:39→新潟4:51(ムーンライトえちご 新潟行き)
バスタ新宿23:00→池袋駅東口23:30→長岡北4:02→新潟駅前4:57(31便 越後交通)
新潟23:58→長岡1:30→上野5:50→東京5:58(ムーンライトえちご 東京・品川行き)
新潟駅前23:35→長岡北0:30→池袋駅東口5:05→バスタ新宿5:30(34便 西武バス)
比べてみると、所要時間は鉄道と高速バスで大差はなさそうだ。ただし、高速バスは首都圏での所要時間がかかっている。東京方面のムーンライトえちごは時間が遅くなっているが、東京に6時前に着くのなら、高速バスに対して大きなハンデにはならないのではないか。
⑥総評・個人的感想
かつての「ムーンライトえちご」同様、運賃・所要時間では高速バスに対して十分対抗できるものと思われる。品川・東京発着にする事で、高速バスに対抗しつつもある程度の住み分けはできるのではないか。ただし、保線作業時間の間合い確保を考えると首都圏ではかつてのような早朝のダイヤ設定は難しい為、東京着はもう少し遅くする必要があるかもしれない。また、需要が少ない場合は見附・東三条・加茂は通過した方が良いのかもしれない。
なお、現在はコロナ禍で長距離移動の需要そのものが大きく低下しており、JR・バス会社ともに苦しんでいる。まずは情勢が落ち着き、かつてのように旅行しやすい世の中になる事を私は望んでいる。
※写真は全て筆者撮影。
※参考資料
ほどちゃんの島 - 快速ムーンライトえちご(新宿 - 新潟間2009年3月13日まで毎日運転)
※前回
ホロライブゲーマーズの構想とは?〜Vの考察その②
Vtuberに関するとりとめのない話や思った事などをまとめて記事にしてみたい。「Vの考察」と名付けよう。今回は、幻の構想編。
ホロライブゲーマーズとは何か?
「ホロライブゲーマーズ」とは、2018年12月に設立された女性Vtuberグループ「ホロライブ」内のユニットである。白上フブキ(1期生と兼任)、大神ミオ、戌神ころね、猫又おかゆの4名で成り立っている。大神ミオは2018年12月に、戌神ころねと猫又おかゆは2019年4月にデビューした。白上フブキを除く3名は、ホロライブ2期生がデビューした時期(2018年8・9月)と3期生がデビューした時期(2019年7・8月)の中間に位置している為、事実上「ホロライブ2.5期生」ともいえる。「ゲーマーズ」と名乗るだけあってゲーム配信が中心だが、雑談や歌ってみた動画などその他のポテンシャルの高さも見せており、アイドルとしての一面も持ち合わせている。
元々のコンセプトは何だったのか?
だが、ホロライブゲーマーズの現状は、実は設立当初のコンセプトとはかなり異なっている。ここで元々のコンセプトを振り返ってみよう。
「ホロライブゲーマーズは、昨今盛り上がりを見せるVTuber同士のゲーム大会などでの活躍を目指して設立した、ゲーム実況やゲーム大会を中心に活動するホロライブ専属VTuberによる新ユニットです。(中略)今後、既存の専属VTuberの参加も検討しています。」
おわかりいただけただろうか。先日、Vtuber同士のゲーム大会として渋谷ハル主催によるFPSゲーム「APEX」のVtuber最協決定戦が開催されたが、そこにはホロライブゲーマーズに所属していないホロメンも参加していた。また、既存の専属Vtuberの参加は今のところ実現していない。2019年4月以降、4名での体制が続いている。
幻のホロライブゲーマーズ構想
では、ホロライブゲーマーズ設立当初はどういう構想を考えていたのだろうか。いろいろパターンを妄想してみよう。
①どのゲーム大会でもホロライブは「ホロライブゲーマーズ」として参加。メンバーはゲーム大会によってその都度変化
例えば、先に挙げたVtuber最協決定戦では、1期生の夏色まつりや4期生の常闇トワ等も参加していたが、彼女らも「ホロライブゲーマーズ」の一員として参加する。テトリスの大会では星街すいせいや赤井はあとが「ホロライブゲーマーズ」として参加するかもしれないし、マリオカートの大会では湊あくあが「ホロライブゲーマーズ」として参加するかもしれない。
②既存Vtuberがゲーム配信する際は、「ホロライブゲーマーズ」として配信を実施
例えば、ホロメンがゲーム大会に向けた練習等でゲーム配信をする際は、「ホロライブゲーマーズ」として配信を行う。ゲーマーズにはチームロゴやテーマソングも用意されているので、配信のOPやED等で使用し、メンバー内で統一感を出す。
③「ホロライブ」と「ホロライブゲーマーズ」の兼任Vtuberを増やす。
白上フブキに続いて、「ホロライブ」と「ホロライブゲーマーズ」の兼任者を増やす。0・1・2期生にとどまらず、3期生以降やイノナカミュージックとの兼任も検討する。
④「ホロライブゲーマーズ」オリジナルメンバーの拡充。ゲーム実況者集団としての地位を確立し、「ホロライブ3本柱」の1つになる。
既存Vtuberの参加を進める一方で、戌神ころね・猫又おかゆに続くオリジナルメンバーを募集する。人数の拡充を進め、最終的にはアイドル・バラエティ路線の「ホロライブ」、音楽レーベル「イノナカミュージック」と並ぶ「ホロライブ3本柱」を形成し、ゲーム実況者集団「ホロライブゲーマーズ」として、その地位を確立する。
コンセプトが変わった理由
だが、ホロライブゲーマーズのコンセプトは方針転換された。コンセプトが当初から変わった理由を推測したい。
①想定以上に高かったゲーム大会参加へのハードル
上でテトリスの大会やマリオカートの大会を例に挙げたが、これらの大規模な大会へホロメンの参加は聞いたことがない(但し、私がホロライブを知った2019年秋以前は参加していた可能性はある)。そもそも大会の開催自体が少ない事、ホロライブで大会を主催するとしても信用度や準備時間・労力等を考えると課題が非常に多い事、大会の出場者のレベルが想定以上に高く、参加しても勝ち目や盛り上がる可能性が薄い事、など様々な要因が考えられる。ひっくるめて言えば、「ハードルが想定以上に高かった」のかもしれない。
②アイドル路線の副作用
ホロライブは「アイドル」路線を明確にしている。特徴の一つとして「男性との絡みがかなり少ない」事があげられる。これはアイドルとして人気と躍進につながっていると感じるが、「副作用」もある。ゲーム大会の大半は男性も多く参加する為、ホロメンがゲーム大会に参加すれば必然的に男性と絡む機会が発生してしまうのだ。そうなると「アイドル」路線と「ゲーマーズ」路線が対立する。「アイドル」路線を優先するにはゲーム大会への出場制限が必須だが、「ゲーマーズ」路線を優先するなら大会を通して男性との絡みは避けられない。実に悩ましい問題だ。
最協決定戦の最後にこれだけは皆に伝えたい夏色まつり【ホロライブ切り抜き/夏色まつり】
③何か一種類の配信に頼るリスク
2020年6月~8月にかけて、ホロライブがゲーム等を無許諾で配信していた事が発覚した。その為、ゲーム配信が一時期制限された他、アーカイブの非公開や一部メンバーの活動休止も発生してしまった。是非はおいといて、この件によってあるリスクが露呈されたと感じた。「何か一種類の配信に頼る事」だ。ゲーム配信が制限されていた間、ホロメンは企画や歌枠、雑談等様々な配信でこの異常事態を乗り越えた。だが、もし今よりもっとゲーム配信に特化していたら影響はより深刻化していたかもしれない。ゲーム配信しかやっていないVtuberが、何らかの理由でそのゲームを配信できなくなったら、一体何を配信すればいいのだろうか?
④ゲーム実況者の取り込み不足?
少しメタな話になるが、有力なゲーム実況者を所属Vtuberとして想定よりも採用できなかったのかもしれない。これもいろいろ理由が考えられるが、例えばガッチマンVのように、高い知名度を持っているゲーム実況者は自分の名前をそのまま活用した方が優位だし、ホロライブのオーディションで「歌や雑談等ゲーム以外のマルチな才能がどのくらいあるのか」を重視した結果、ゲーム一点特化型の実況者は残らなかったのかもしれない。いずれにせよ、ゲーム実況者を想定よりも取り込めなかった可能性は考えられる。
当初のコンセプトと現状とどちらが良いのか?
では、当初のコンセプトと現状とどちらが良いのだろうか。私は「現状は、これはこれで良い。」と考えている。当初のコンセプトも見てみたかったが、先に挙げた要因を考えるとやがて迷走して遅かれ早かれ方針転換は避けられなかっただろう。白上フブキ、戌神ころねの2名がチャンネル登録者数120万人を超えており(2021年1月現在)、どのホロメンも高い人気を得ている事を考えると、今の路線で行くのは正解だと思える。
あとがき
長々と書いてきたが、ここに挙げた事はただの個人的な妄想である。ホロメンの誰かに聞いた訳ではないし、カバー株式会社に取材した訳でもない。実際の内部事情とはおそらく異なっているだろう。だが、もし「答え」が明かされた際には、自分の妄想がどこまで正しかったのか確かめたい。憶測だけでどこまで「真相」にたどり着けたのか、そこが気になるからだ。