俺がブログを始めた理由―意見をつぶやくのは、結構怖い。

　意見を表明するのは、結構怖い。

　どんな反応をされるのか、分からない。自分の言った事・思った事が周りには受け入れられないかもしれない。今の世の中、「ヘンな意見」は炎上するのが日常だ。更にはその「ヘンな意見」を糾弾する声の方が受け入れられ、ネット上に広められるのだ。

　でも、何が「ヘンな意見」と見なされるのかが俺には分からない。「良かれ」「これはみんな思ってるだろう」という意見に限って炎上するし、最初は広く賛同を受けても風向きが変わるだけで大バッシングを受けてしまう事例も見てきた。だから意見を表明するのは、結構怖い。

　俺は2011年7月からTwitterをやってきた。いろいろな事をつぶやいてきた。その全てが正しいと思った事は一度もない。時には「ヘンな意見」もいろいろ言ってきたし、何とか炎上にならずに済んだものの、言わなければ良かったと後悔する事もあった。ある時、そのプレッシャーに耐えられなくなってしまった。何か自分に事件が起きた訳でもない。世間の空気を読んだ訳でもない。意見を表明する怖さに気付いてしまったのだ。

　でも、今の俺にはいろいろ言いたい事がある。意見を表明する怖さ、炎上する危険性を分かった上で、それでも言いたい事がある。俺は正しい事は言えない。「ヘンな意見」ばっかり言うかもしれない。でも、自分の思った事を言いたいのだ。

　共感も欲しい。賛同も欲しい。自分自身を認めてもらいたい。誰かに自分を承認されたい。でも、それ以上に、自己満足したい。自分で自分に満足したい。自分自身が持つエネルギーを、何らかの形で、なるべく迷惑をかけないように、それでも発散したい。

　俺は、自分の意見を出している人達を尊敬している。中には、自分と全然違う意見を表明している人達もたくさんいる。それでも俺は、意見の違いやその意見が正しいかどうかよりも、「自分の考えを、賛否を気にせずに出している」人達を尊敬している。

　俺も、自分の思った事を言いたい。自分の思った事を言う方がスッキリするし、まずは自己満足する事が自分自身の人生を充実させていく気がする。だから、俺はこのブログを作り、ここで言う事にした。これが、俺がブログを始めた理由だ。

　もちろん「ヘイトスピーチ」などの他人を傷付ける発言とデマやデタラメなどの「嘘」の発言は絶対に避ける。これがないと、ただの「ヘンな意見」「危ない意見」を言うだけになってしまう。意見が炎上する理由は「他人を傷付ける意見だから」だと思うし、あるいは「嘘を言っているから」だと思う。言いたい事はいろいろ言うけれど、この2つは絶対に避ける。避けなければいけない。それが大前提だ。