It's "C" time!!

ちふむ めしはしかやが気ままにつぶやきます。

平成は「学ぶ」「考える」には良い時代だった。

 「平成は良い時代だったか?」―問いはシンプルだが、答えるのに悩んでしまう。

 

 悪い出来事は多かった。生まれた時には既に景気は悪かった。21世紀の始まりに悲惨なテロが起こった。大地震も頻発した。最近は交通事故で怒り、悲しみ、ショックを受けている。事件・事故・不景気・貧困・不満・鬱・負け組・低迷・転落・炎上……どれも前々からあったはずの言葉だが、どうも「平成」のイメージが強い。

 

 だが、他の時代が良かったかと言われると、そんなイメージもない。俺は「平成」生まれだから他の時代を知らない。だから、他の時代と比較する事ができない。比較できるだろうけど、全てイメージになってしまう。伝聞、昔の写真や映像、懐かしのアイテム―全て自分が「体感」「実感」したものではない。だから、「昭和」が良い時代とも感じることができない。もっと言うと、日本は建国以来どの元号でも「良い時代」などなかったのでは?という思いさえ抱いている。

 

 ただ、例えどん底にいようとも、どんなに悪いことが起ころうとも、「学ぶ事」「感じる事」は平成の時代は沢山あった。しかも、様々な情報・知識・経験に触れながら、自分なりに考えていく。それをやるには、平成は最高の時代だった。学び、考える事に関しては、良い話悪い話は関係ない。情報量・経験値等の「量」が重要だ。幸い、その「量」を増やし、保存する手段が様々な形で確立された。様々な事を学び、考える事に関しては、平成は良い時代だった。

 

 すでに「令和」が始まっている。どこか新しく、どこか懐かしい響き。「令和」は「平成」以上に「学ぶ」「考える」に良い時代になってほしい。