It's "C" time!!

ちふむ めしはしかやが気ままにつぶやきます。

タクシーと東京への憧れ。

 自分の近況を話す。

 就職して2年が過ぎた。今は全国展開してる企業で働いている。

 車を買った。維持費がかかるようになり楽ではないが、車でのドライブは楽しい。

 同期は配属先が変わらない人、早くも転勤した人、辞めた人、まちまちだ。

 上司を見ていると、「いつかは自分も出世するのかもしれない」「だが、それは自分にとって良い事かは分からない」「そもそも自分が上司になれる保証はない」という3つの気持ちがごちゃ混ぜになっている。

 

 東京に戻りたい。東京で働きたい。

 今は東京から遠く離れた地方都市で暮らしている。全国展開してる企業ではよくある事だろう。環境は決して悪くない。大通りも山道も高速道路もあるのでドライブするのにはとても良い街だ。おいしいラーメン屋も沢山あるので、麺好きの自分には最高だ。映画館やゲーセンに自転車で行ける距離にあるのも嬉しい。新幹線の駅が近くにあるので、時間とお金がかかるが東京へ1本で行く事もできる。

 それでも、だ。それでも、東京で働きたい。

 ホームシックなのかもしれない。首都圏のある街で生まれ、就職するまでずっとその街で生きてきた。東京へ行き、いつもやることはまず生まれ故郷へ向かう事だ。

 刺激が欲しいのかもしれない。東京は人も、モノも、カネも、多い。そして、よく動く。東京にしかない店、東京にしかないサービス、東京にしかない仕事も多い。

 娯楽に餓えているのかもしれない。流通網やネットの普及である程度の娯楽は全国どこでも楽しめるようになったが、現地じゃないと楽しめないのも多い。一日中東京の地下鉄やバスに乗りまくりたいし、毎週末に東京競馬場でG1レースを観戦したい。久しぶりにコミケなどの同人誌即売会に行きたい。けれども、その為に毎週地方都市から東京に出かけられる資金力も体力も時間もない。

 最近、東京のタクシー業界に注目している。理由は、東京で働けて尚且つ転勤も東京都内だけのイメージがあるからだ。歩合制の給料も、自分にとっては刺激的だ。近年、若い世代を多く採用している所もあると聞く。自分には追い風だ。

 勿論、タクシー業界がバラ色だとは思っていない。運輸業かつ接客もこなさないといけないので事故やトラブルと隣り合わせだろうし、1回の勤務時間が長いので朝から深夜まで働いて体力が持つのか、という不安もある。歩合制は客や単価が多ければ都合が良いが、どちらも低いと生活が苦しくなる。不安定さやストレスは、今の会社にいるよりも増えるかもしれない。

 今の自分は、「今いる会社でずっと働きたい」「20代のうちに、東京で事業展開している会社に転職したい」という気持ちのせめぎ合いになっている。25歳になった俺。5年後には、どのような結論を出すのだろうか。